能力の変化
能力に関する研究は奥が深いのう。
この報告は完璧な成果ではないが有益なヒントになるはずじゃから、見とくとええじゃろ。
まずケモノの持っとる能力な、アレは体の部位(パーツ)と紐付けされとるんじゃ。
例えば「賢いしっぽ」という名前の能力があるじゃろ?
これを持っている代表的なケモノは、サルンじゃの。
くるくるっとした、見た目にも印象的な尻尾にこの能力が設定されとるんじゃ。
じゃから「賢いしっぽ」が発現した場合、尻尾に設定されとる他の能力は発現せん。
その為、尻尾に設定された他の能力、例えばバニーンの「様子をうかがう」と、
「賢いしっぽ」は同時に発現する事は無いのう。
この部位に能力が設定されるという事を踏まえた上で、
それぞれの地域を探検する(探検度を上げる&ケモノやアイテムを見つける)場合と、
ボスと戦う場合とで能力を切り換えるのが理想的じゃのう。
そうそう最近の研究成果での、遺伝する能力の総数が10種類までと分かったんじゃ。
例えば、育成ケモノが4つの能力をもっとって、能力を1つもったケモノがミックスされると、
遺伝の能力が10個で埋まっている場合は、一番古い能力が1つ捨てられるんじゃな。
ただ、どれが一番古い能力なのかは判別が難しいのう。
何故かと言うと遺伝で発現した能力は、発現した時点で育成ケモノの能力となるんじゃな。
そして能力として発現しなかった場合には、遺伝情報として保持される事になり、
その際には新しくミックスされたケモノ達の持っていた能力として扱われるからじゃ。
ミックス順番とは無関係になるんじゃな。
又、他種族に変化しない様に同じケモノをミックスしていくと、
それらのケモノが持っていた同じ能力が、ミックスされた回数だけ遺伝情報として保持される。
だから発現させたい能力を持ったケモノを何度もミックスさせるとええぞい。
さらにの、かなり重要な事なんじゃが他種族へ変化するミックスでは、
見た目や能力や血液型や性格がリセットされたり、ストレスが0になったりする以外に、
遺伝情報が変わらんようなんじゃ。
ちょっと分かりにくいので言い直すと、他種族へのミックスが起きた際、
その直前に育成ケモノやミックス対象のケモノが持っていた能力は、
遺伝情報として保持されず全て失ってしまうんじゃな。
じゃから他種族への変化を上手に使いたい場合は、
使いたい能力が発現していない時(遺伝情報に積まれている状態)を狙うとええじゃろ。
なんでこんな事になるのかは、生命の神秘としか言いようがないのう。
この法則を上手い事活用する事を期待しとるぞい。