「CommunicationBoard+AI」提供開始のお知らせ

株式会社ロケットスタジオ(所在地:北海道札幌市、代表取締役:竹部隆司)は、Mixed Reality(複合現実)技術とMicrosoft Foundry の AI ソリューションを活用した新しいコミュニケーション支援ツール「CommunicationBoard+AI」を開発し、提供を開始いたしました。本製品は、XRグラス「MiRZA」を通じて現実空間に50音表を投影し、頭の動き・Xbox Adaptive ジョイスティックを用いて文字を選択し、音声として発話できる革新的なコミュニケーションアプリケーションです。


■ 開発の背景
脳血管疾患や気管切開などにより発話が困難となった回復期の患者は、意思表示の多くを諦めざるを得ない状況に置かれてきました。 従来は、ひらがなの50音表や「トイレ」「背中」「喉が渇いた」などを示す絵カードを使って意思疎通を行っていましたが、 3ターン程度の会話に20〜30分かかることもあるなど、コミュニケーションの負担は非常に大きいものでした。

■ 「CommunicationBoard+AI」の主な特徴
1. Mixed Reality × AIによる新しいコミュニケーション体験
本システムは Microsoft Foundry の AI ソリューションを活用しています。

  • 患者がスマートグラスを通じて見ている風景を認識し、自然な操作をサポート。
  • 文字入力途中でも予測変換を行い、少ない操作で文章を完成。

2. 頭の動き・Xbox Adaptive ジョイスティックで文字選択
MiRZAが投影する50音表から、頭の動き、またはXbox Adaptive ジョイスティックを使って文字を選択できます。
3. 入力した文章はスマートフォンで確認・音声出力
入力した文章はスマートフォン画面に表示され、スピーカーから合成音声として読み上げられます。 患者自身の意思を、周囲に明確に伝えることができます。
4. XRグラス「MiRZA」による自然で負担の少ない操作性
MiRZAは、デジタルコンテンツを現実空間にシームレスに融合する眼鏡型XRデバイスです。 ケーブルレスで軽量なため、長時間の利用でも負担が少なく、日常生活の中で自然に使用できます

■ 従来の課題を大幅に改善
従来のアナログなコミュニケーション手段では、
「何かして欲しいことはありますか?」→「まぶしい」
「カーテンを閉めましょうか」→「はい」
「閉めましたよ。背中は痛くないですか?」→「だいじょうぶ」 といった短いやり取りでも20〜30分を要することがありました。
「CommunicationBoard+AI」は、予測変換・音声読み上げ・双方向音声テキスト化 によって、この時間を大幅に短縮し、患者の「伝えたい」を即時に届けることを可能にします。

■ 今後の展望
当社は、医療・介護現場での実証を進めながら、AIによる文章生成支援、個別の声質再現、ユーザーごとの操作最適化など、さらなる機能拡張を予定しています。 「話すことを諦めない社会」の実現に向け、技術開発を継続してまいります。

CommunicationBoard+AIは特許出願中です。

会社名  株式会社 ロケットスタジオ
代表者名 代表取締役社長 竹部 隆司
 問合せ先 営業      西家 直樹
電話番号  011-590-4775
E-mail      info@rocketstd.co.jp